旧ソ連のエストニア絵本『ねずみの歌(Hiire laul)』(1977年・ソ連製)〜アニメから生まれた音楽ねずみ〜
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1977年にタリンの「ペリオーディカ出版社(Perioodika)」から刊行された、旧ソビエト連邦時代の希少なヴィンテージ・フィルム絵本です。
タイトルはエストニア語で、本作の核となる愛らしい劇中歌にちなんだ「ねずみの歌」を意味しています。
最大のポイントは、1967年に名門アニメスタジオ「ソユーズムルトフィルム」で制作された大ヒット人形・セルアニメを、そのまま誌面に落とし込んだ贅沢な構成。
キャラクターデザインを務めた巨匠J・プリトコフらの手による、ギターを抱えた陽気なねずみや頼もしい職人肌のボラ、ウサギたちが生き生きと描かれています。
黄色い背景に映える当時のスクリーンそのままの懐かしく温かなカラーリングは、シネマティックな躍動感を体験できます。
本の中身は、働き者の動物たちを横目に「歌さえあれば仕事はいらない」と楽天的に過ごす音楽好きなねずみが、周囲とのドタバタな関わりを経て「みんなのために歌う喜び」や労働の大切さを学んでいく物語です。
アニメのコマ割りのようにセリフが添えられており、映像作品と書籍文化が美しくリンクしたソビエト児童文学の黄金期をリアルに今に伝える、非常にコレクション価値の高いアートピースといえます。
● 原題 : Hiire laul (Песенка мышонка)
● 著者(編者): イェカテリーナ・カルガノヴァ(Ekaterina Karganova)
● イラスト : J・プリトコフ(J. Prõtkov / Yuriy Prytkov)、S・ヴォルコフ(S. Volkov / Sergey Volkov)
● およそのサイズ : 14.0 x 21.5cm
● およそのページ数: 16
● 出版年 : 1977年
● 出版国 : 旧ソビエト連邦(エストニア)
● 状態 : B
表紙が中綴じのホッチキスから外れかかっています。
状態A……良品 通常の古本程度のもの
状態B……通常品。汚れや変色が少ないもの
状態C……汚れ、変色、スレが目立つもの
状態D……痛みが目立つ / かなり読み込まれた物
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